産後ダイエット
インスパイリング産後ダイエット
産後ダイエットインスパイリングエクササイズ
アスタキサンチン
●アスタキサンチンとは
アスタキサンチンはβ(ベータ)カロチンなどと同じカロチノイドのひとつで、サケやいくらに含まれる赤い色素成分です。アスタキサンチンは、病気や老化の原因になる活性酸素を消す力、つまり抗酸化力が非常に強く、海の生き物が持つ最強の抗酸化成分といわれます。アスタキサンチンは血行促進効果があり、眼精疲労改善や筋肉疲労の抑制、動脈硬化の予防など、多くの効能が期待されています。とりわけ、女性には嬉しいアスタキサンチンの美肌効果は美容界で注目されています。
●アスタキサンチンとヘマトコッカスサケの身は初めから赤いわけではありません。オキアミを食べているうちに色素が蓄積して赤くなります。さらに、オキアミの赤い色はエサであるヘマトコッカスという藻類から来ています。この藻が紫外線などから身を守るために作る色がアスタキサンチンで、アスタキサンチンのサプリメントもヘマトコッカス藻から作られているのがほとんどです。サケは産卵期に川を逆流しますが、その時に筋肉の疲れを回復させるために筋肉にためるのでは、といわれています。また、サケは自分が持つアスタキサンチンをイクラに移します。それも恐らく、川という浅い場所で浴びる紫外線から卵を守るためではないかといわれています。このように、海が育んだアスタキサンチンの抗酸化成分が人体にもパワーを発揮してくれるのです。
●アスタキサンチンが含まれる食材
アスタキサンチンは食材からもとれます。1番多いのがサケですが、種類によってアスタキサンチンの量が違います。ダントツに多いのがベニザケで、1切れ(80g)にアスタキサンチン約3mg含みます。よく見かけるシロザケは3切れでアスタキサンチン1mg程度です。食品100g中に含まれるアスタキサンチンは次の通りです:
アスタキサンチン含有量
ベニザケ(野生):3.68mgギンザケ(野生):2.26mgキングサーモン:0.86mgシロザケ:0.37mgイクラ・スジコ:0.8mgクルマエビ:0.62mgケガニ:1.11mg
クルマエビ・ケガニは甲殻を含みません。
●アスタキサンチンで美肌
アスタキサンチンはお肌に塗っても強い抗酸化作用を発揮します。アスタキサンチンはシミの原因となるメラニン色素の沈着を抑える効果が確認されています。アスタキサンチンが、紫外線を浴びたときに発生する活性酸素を消去するからだろうといわれています。また、アスタキサンチンはシワを改善する効果も期待できます。商品にはアスタキサンチンの色がそのまま現れ、化粧水は透明感のあるオレンジ、クリームは白く淡いだいだい色であることが多いです。肌の老化が気になる人にはアスタキサンチンは大変嬉しい成分です。